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カシフジQ&A

Q:カシフジの歴史と主力製品を教えて下さい。
A:カシフジの創業は1913年で、100年を超える歴史があります。京都の島津製作所で技術を磨いた創業者樫藤留三郎がドイツ製のホブ盤(ギヤの歯を切削する工作機械)に着目し、これを徹底的に研究して、1918年に国産初のホブ盤の生産を開始しました。日本の工作機械(マザーマシン)メーカーの草分け的存在で、ホブ盤を主力製品としています。

Q:ホブ盤のリーディグカンパニーと伺いましたが、シェアはどのくらいですか?
A:カシフジは自動車用ホブ盤で50%以上のシェアを持つ国内のトップメーカーです。1950年代の自動車ブームで多くの自動車メーカーにカシフジの製品が採用され、事業基盤が確立しました。カシフジの名を世界に知らしめたのがホブ盤「KS14」です。まさに、画期的な製品でした。これがカシフジの技術力の原点であり、以後、業界をリードし続けています。
Q:常に技術力を高め、他に先駆けて最高水準の製品を開発する姿勢に魅力を感じます。最近、話題になった製品にはどのようなものがありますか?
A:例えば、前輪駆動車の車軸に直結するファイナルギアの加工には、これまで約90秒を要していました。カシフジは、これを約30秒にまで短縮できるホブ盤を開発し、脚光を浴びました。高度なカッター、熱や振動に耐え得る強度、ミクロン単位の精度が可能にした最先端の製品です。
Q:これからの時代は環境や省エネも重要な課題だと思いますが、カシフジはこの点でも新たな取り組みをされていますか?
A:環境保全や省エネ対策もカシフジの大きなテーマです。従来機と比較して省エネ40%を実現した「省エネタイプホブ盤」を開発し、環境に優しい製品を提供しています。1998年3月にISO9001の取得、更に2004年5月にはISO14001の認証も取得しました。

カシフジの製品は海外でも、すでに揺るぎない評価を得ていて、欧米、アジアを中心に世界各国へ製品を輸出しています。歯車製造用のホブ盤が売上高の約75%を占めていますが、その約30%が海外シェアによるものです。また、2000年には米国の歯切り機械メーカーの老舗であり、年商約3億4570万ドルのグリーソンコーポレーション社との間で、歯切り機械に関する製造、販売に関して提携を行いました。グリーソンの小型歯切り機械をカシフジが国内向け仕様に仕上げ、グリーソンの販路に乗せて、新たなシェア拡大を図っています。京都には数多くのグローバル企業が点在していますが、カシフジもまた京都を拠点に内外のマーケットに果敢に挑んでいます。当社は「世界のカシフジ」を支える次代の人材を求めています。

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