KASHIFUJI-ISMS
カシフジイズム
100年以上に亘ってホブ盤をつくり続けてきたカシフジ。
ホブ盤のカシフジとして信頼を築いてきた、
カシフジの文化やこだわりをぜひ知ってください。
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The DNA of
Kashifuji01カシフジのDNA
文献によると、私たちが製造業を営む京都市上鳥羽鴨田という土地では、縄文式遺跡があったと記されています。
ここでは多くの精巧な土器や石さじが発掘されており、
約1万年前からものづくりを営んでいた場所でもありました。
この場所で「ものづくり」をしている私たちカシフジは、
当時のものづくり精神に思いを馳せつつ、
現在も社会に貢献する製品をつくり続けています。 -
Gear
Develop
-ment02歯車との出会い
時は流れ、1913年、創業者の樫藤留三郎は
京都で生産される西陣織物、
繊維染色関連の機械製造を営んでいました。
そのころ京都には最先端の都市交通機関である日本初の路面電車が走っていました。
この路面電車に使用される歯車への興味と染色機に用いる
歯車の性能向上のため、
ホブ盤の製作に取り組み始めました。 -
The Growth of Kashifuji
03
カシフジの成長
創業から110余年、カシフジは1918年に日本初のホブ盤開発から始まり、
様々な製品を開発し、市場に送り出してきました。-
1918
40吋(インチ)ホブ盤
日本初のホブ盤を開発。自社設備として、
日本初の市電(京都市電)の修理用歯車の製造販売を行いました。
その後、ホブ盤の製造販売を開始します。 -
1956
KS14型精密生産ホブ盤
日本の高度経済成長期を支えたホブ盤を開発。
初めて自動サイクル方式を採用し、歯車切削時間が従来に
比べて圧倒的に短縮。各自動車メーカーの乗用車用トランス
ミッションギヤ製造に大きく貢献しました。 -
1982
KS300型NCホブ盤
これまでメカニカルホブ盤では、歯車諸元、
加工条件の変更に0.5~1時間かかっていました。
NCホブ盤では、この作業を簡単なプログラム入力を
行うことで、わずか数分で行うことが可能となりました。 -
2012
KPS20型
ギヤスカイビング盤日本で初めてギヤスカイビング加工法による歯車加工機を実用化。ギヤスカイビング盤はインターナルギヤ(内歯車)を加工できることが特徴で、ギヤシェーパのような工具往復運動ではなく 回転運動で加工をします。その為、ギヤシェーパに比べ加工時間短縮が図れると同時に、歯すじ修整をすることができます。また、ギヤスカイビング盤の工具は、ブローチ盤と比べると工具費は非常に安価で製作できます。
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Philosophy カシフジの理念04
人に優しい機械づくり
当社が考える優しさとは、
使う人の立場に立った
最高の機械をつくることです。
つまり高精度・高品質かつ長寿命で
故障が少なく、使いやすい機械。
これは当社が創業より
追い求めてきた理念です。
高品質な工作機械は精度や
機能性だけではなく一度導入すれば
長期間活用できなければなりません。
工作機械の価値とは、
その生産性にあり、
故障することなく生産し続ける能力を
持っている
ことが大切だと考えています。
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01
高品質なものづくり
当社は100年以上に亘ってホブ盤をつくり続けてきました。そのホブ盤づくりの理論と経験をもとに、最高のホブ盤を目指して現在も改良を続けています。また機械主要構成部品の最終仕上げ工程はほぼすべて内製化を実現し、機械が必要とする部品の品質を管理しています。加えて販売製品の高精度と長寿命の要であるキサゲ加工とホブ盤の歯車加工精度を支えるマスターウォームギヤ製法にもこだわっています。
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02
きめ細やかな
カスタマイズ設計私たちは人に優しく、使いやすい機械づくりをベースに、お客様の意向に寄り添う提案を行うことを心掛けています。お客様ごとにカスタマイズした機械を納入することで常に業界をリードし続ける開発力を養っています。
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03
サポート体制
年代の古い機械でも、機械メンテナンスや補給部品の供給に力を入れており、安心してお使いいただけます。機械が廃却されるまで万全のフォロー体制を整えています。 (※一部の部品や修理内容によってはお受けできない場合がございます。) またお客様に対して機械使用方法の指導や講習会などを通じて歯車加工に関する教育対応も実施しています。 海外のお客様には現地協力会社と提携し、当社の教育を受けた現地スタッフと当社サービス員によるダブルサポート体制を築いています。
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04
人づくり
カシフジの一番のこだわりは、「人づくり」です。当社がお客様から依頼を受けて製作する機械は、一品一様です。1台ずつ丁寧に異なる仕様の製品を作り出すことができるのは、ひとえにカシフジの人の力です。この人の力は長年の経験と実績で培われており、先人の技術や精神を継承し、それを引き継いだ人がさらに経験を積み重ねる。この技術継承のリレーがカシフジの人をつくっています。技術継承のバトンを若い世代に引き継ぎながら、次の100年を目指します。