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6軸CNCホブ盤

KE180

ワンサイズ大のKE201ホブ盤の加工精度を
確保しつつ、低コスト化・コンパクト化を実現

切削できる最大径
180mm
切削できる最大ピッチ
モジュール5
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製品特長

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  • 縦型ホブ盤

    縦型
    ホブ盤

  • 摺動面きさげ加工

    摺動面
    きさげ加工

  • テーブルB/E

    テーブル
    B/E

  • 自動化

    自動化

  • 機内面取り装置

    機内面取り
    装置

  • ハードホビング

    ハード
    ホビング

  • 加工プログラム

    加工
    プログラム

代表的加工対象ワーク

乗用車用歯車
自動二輪車用歯車
農業機械用歯車

安定した加工精度

乗用車用トランスミッションギヤの高速歯切り加工においても、高精度な加工が可能です。(下表・図参照)

熱変位による歯厚の変化を補正する為、歯厚安定装置を標準搭載し、コールドスタートからの寸法変化を抑えて加工できます。

加工例
対象ワーク:m2.5 Z42 HA27.5R 
ホブ諸元:φ80 Zw3
切削条件:切削速度 150m/min 送り3.0mm/rev

リニアガイドを使用した従来機(KE250型ホブ盤)と比較して、リニアガイド剛性を大幅にアップさせています。

ミニマリズムの追求により低コスト化・コンパクト化を実現

必要十分な能力を持つNC装置・サーボモータを選定。各軸に使用される減速ギヤの削減、直結化を行うことで部品点数を削減しました。また、構造解析を駆使して、機械剛性を確保しつつ、コンパクト化に成功しました。KE201型ホブ盤と比較して、機械幅を12%削減しています。

製品仕様

  • 能力

    切削できる最大径

    180mm

    切削できる最大ピッチ

    モジュール 5

    ホブサドル垂直移動距離

    240mm

    ホブヘッド傾け角度

    ±45°

    取り付けできるホブ直径×長さ

    130×180mm

    ホブシフト距離

    150mm

    ホブ回転速度

    150~1400rpm

    テーブル最高回転速度

    300rpm

    本体重量

    7500kg

  • 所要床面積(間口×奥行×高さ)

    Aタイプ

    2465×1850×2700mm

    Bタイプ

    2951×1805×2700mm

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縦型ホブ盤

縦型ホブ盤はワーク軸が垂直な為、横型ホブ盤と比較して、治具やワーク、ホブの交換が容易で、短時間に精度良く組付けることができます。
また、ホブヘッドとワーク軸の接近性が良く作業性に優れており、オートローダやワーク払い出し装置等の付属品にも操作性を落とすことなく使用できます。

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摺動面きさげ加工

カシフジでは、きさげ加工を施した摺動面を採用し、ホブ切り特有の断続切削に対し高い減衰性・吸振性に優れた構造にしています。
このことにより、機械を長年にわたって高い精度を保ちながらお使い頂けます。

一般に、機械加工では加工時に発生する摩擦熱や内部応力、また、温度・湿度変化などの影響により、加工できる精度に限界があります。
このためカシフジでは、機械加工を越えた高精度な摺動面を得るためにきさげ加工仕上げを行っています。
きさげ加工とは、鈍角で幅広の刃先を持つ「きさげ(スクレーパ)」という工具を使用して、手作業で金属の表面をごく少量ずつ1~3μm程度を削り取っていき、理想的な平面度、真直度を持つ高精度な摺動面に仕上げる加工です。しかも、きさげ加工表面には「アタリ」と呼ばれる小さく浅いミゾが分布し、これが油だまりとなり、すべり面潤滑が良くなるという特長があり、一層の摺動性能の向上となります。

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きさげ加工仕上げは、赤色の光明丹顔料をきさげ加工する摺動面に塗り、次に基準となる相手面に摺り合せて、「黒アタリ」と呼ばれる色が落ちた凸部分を、きさげで削り取ります。
この「摺り合せ作業」を何度も繰り返すことで、黒アタリ部分の濃淡は均一となり、摺動面積に対するパーセント当たりを30%程度とすることで、極めて高い平面精度や真直度を得ることができます。

カシフジのきさげ職人は、削り取る材質や温度等の微妙な条件に応じて、きさげを押し込んだときに削り取るミクロン単位の量を調整して、正確で自由な形状を作ることができます。また、きさげ加工面の微妙なきさげ模様も、職人ひとりひとり異なります。そのような一人前のきさげ職人になるには長い年月がかかり、簡単には真似できない熟練技術の蓄積が要求されるところに、きさげ加工が「匠の技」と呼ばれるゆえんがあります。

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テーブルB/E(テーブルバックラッシュ除去装置)

カシフジ独自開発のバックラッシュを "0" にする油圧式特殊二分割ウォーム方式のバックラッシュ除去装置をワークテーブル軸に採用しています。

バックラッシュ除去装置は、ワークテーブル軸回転の振動を抑えて、スムースで高精度なワークテーブルの回転を確保します。
また、回転精度は経年変化せず、メンテナンスフリーとなっています。

特に、大径ワーク、スカイビングホブ切り、及び逆巻き(ホブとワークのネジレ角が逆)の切削の際に、安定した歯車加工精度を生み出します。

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自動化

各種デザインの中から、ワーク自動搬送交換のために最適なオートローダやコンベアーやオートストッカーを搭載して、生産工程の省力化・自動化を図ることができます。

基本形2アームローダ
(KN80、KN152)

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基本形リングローダ
(KE201/251、KA220/400)

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穴付きワークの搬送例

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穴付きワークの搬送例

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軸付きワークの搬送例

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軸付きワークの搬送例

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機内面取装置(オプション仕様)

<フレージングカッターによる塑性加工方式>
オートローダー装置の採用により、ホブ切り中の面取り・バリ取り加工が可能です。機械の空きスペースを有効利用し、面取り工具軸とバリ取り工具軸を独立させることで、機械正面操作側より、工具の段替えと調整を容易に行うことができます。また、ホブ切りと面取り・バリ取りの複合化で、ライン長さとサイクルタイムの短縮化が図れます。

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ホブヘッド下に面取装置を搭載することにより、機内にてホブ切り後の面取り及び空きスペースでバリ取り工程、さらに、バリ取りによって発生した二次バリを再ホブ切りで除去することが可能です。二次バリの除去により、歯車研削やホーニングなどの仕上工程で、熱処理で硬化した歯面側の二次バリが砥石を損傷させることを防ぎ、工具寿命の向上に貢献します。ホブ切り加工と面取り・バリ取り加工の複合化により、ライン長さが短縮されます。また、軸物ギヤについても対応可能です。

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<超硬ロータリーバーによる倣い切削方式>
オートローダー装置の採用により、ホブ切り中の面取り加工が可能です。機械の空きスペースを有効利用し、加工ワーク上端面側と下端面側加工用の超硬ロータリーバーを回転させながら、軽く加工ワークに当てて倣い加工を行います。加工ワークが変更となっても同じツールで面取り加工が可能。

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ハードホビング

ハードホビングとは、焼き入れ後の歯車のホブ切りによる歯車仕上げ加工のことです。


超硬ホブで、焼入れされた歯面を仕上げホブ切りする方法(通称:サラエ切り加工)と、焼き入れされたブランクを直接にホブ切りする方法(通称:ブツ切り加工)があります。 カシフジの高精度ホブ盤と、独自開発の非接触センサーを採用した自動ワーク位相合せ装置により、高速かつ安全な歯合せ作業を実現しています。

サラエ切り加工

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ブツ切り加工

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自動ワーク位相合せ装置

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加工プログラム

加工プログラムは、ワーク・ホブ諸元、及び切削条件を入力するだけで完成します。
プログラム作成後は、ワーク番号の指定を行うと、直ちに歯切り加工が自動で行われます。

オプションの加工プログラムソフトを選択するとクラウニングやレリービング、テーパー加工も容易にできます。
量産加工から特殊加工まで幅広い加工が可能な、シンプルで使いやすい機能を搭載しています。

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